バリュー投資家の相場観
- 2015/05/31
- 15:00

先日、バリュー投資家がたくさん集まるオフ会に参加してきました。
集まった人数は70人以上
バリュー投資家ってこんなにいたんだ(笑)
オフ会というよりイベントといった方がいいかもしれません。
第1部:有名投資家による座談会
第2部:ミニ演奏会
第3部:飲食会
という内容でした。
株式投資についていろいろな話ができたんですが、その話の中でいくつか取り上げておきたいものがあるので紹介します。
これからどうなるの?
今の相場はバブルではない。
これはバリュー投資家の間では共通認識です。
PER、PBR、配当利回り、相場の熱狂具合などを見た時、リーマンショック前の状況とは異なります。
良い銘柄は買われるけど、そうでない銘柄はしっかり売り込まれています。
特定の業種に資金が集中している様子も見られません。
投資家は冷静に銘柄を見て売買しています。
バブルはこんなものではなく、なんでも良いから株を買え、といった状況になります。
相場は、これからバブルに突入していくのではないかと予想されます。
でも安い株はないよね
先ほど、バブルではないと書きました。
じゃあお買い得なのか?
と言われると残念ながらそうでもありません。
パッと見で割安な銘柄ってもうないよね。
というものバリュー投資家の共通認識です。
誰が見ても優良銘柄で、しかも安い。
こんな銘柄はもう市場には転がっていません。
バリュー投資家は、様々な銘柄分析術を駆使して、まだ評価されていない割安株を探しています。
探せばお宝株は見つかるけど、簡単には見つからないよね。
そんな状況です。
リスクオフ
今、バリュー投資家が気にしているもの。
それは株式以外の運用先です。
日経平均株価のBPSは13,000円くらいなので、
株価が26,000円を超えてくればバブル突入と言えるでしょう。
バブル状況下では割安株は絶滅しますし、何よりバブルの後に待っているのは大暴落です。
バリュー投資家が一番嫌うものは、大暴落に巻き込まれることです。
割安なものに投資をするバリュー投資家が、バブル崩壊に巻き込まれるなんて、しゃれになりませんからね。
株価が26,000円を超える頃には、
債券が利上げされていることが想定できる。
なので、債券投資が良いんじゃないか。
そんな話も出ていました。
今から投資を始める人へ
誰もが儲かる絶好調な投資環境
そういう話を見聞きして、今から投資を始めるという方もいらっしゃると思います。
しかし、バリュー投資家はそういう人たちのチェックも怠りません。
カクテルパーティー理論
・お酒の席で、投資の話題に花が咲く。
・一般週刊誌で投資の特集が組まれる。
・本屋さんで投資の本が大量に平積みされている。
・いかにも初心者という人たちが電車内で投資の話をしている。
こんな状態になったら相場は天井という投資理論
初心者が大挙して投資を始めている。
ああ、もうそろそろ相場は天井なんだな、と。
リーマンショックを生き残った歴戦のバリュー投資家は、
投資からのEXITを考えている。
そういう時期に投資を始めようとしていることを、心に留めておいて頂けると幸いです。
【追伸】
バリュー投資のオフ会に70人以上もの人が集まることが、
すでにカクテルパーティー状態
であるとも言えますね。
【追伸その2】
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