リスクとリターンは比例するとは限らない
- 2013/09/22
- 15:00
皆さんはモノやサービスを購入する時、どんな風に買いますか?
私は買い物好きなので、買うものの品質や性能、価格をいろいろ比較検討した上で購入します。
最近ではシャンプーを調べました。
たかがシャンプー、されどシャンプーなんですよ!
基本的には2000円以下のシャンプーは、体に悪いようです。
残念ながら、私は特に髪の毛を大事にしないといけない身の上なのです・・・。
ちなみにオススメは、Raffiシャンプー
です。
決め手は、シャンプーを使って比較をしまくっているシャンプー買いまくってまとめてみたさんを見て決めました。
このシャンプーより品質の良いシャンプーは他にもありますが、こいつはコストパフォーマンスに優れています。
シャンプーを熱く語り過ぎました(笑)
とまあ、皆さんも多かれ少なかれ、何かモノを買う時には、お買い得であるのか考えていると思います。
ところで、みなさんは株式やファンドを買う時、それがお買い得であるか考えていますか?
そんなこと考えずに投資している人って結構いるように思います。
でも、それっておかしいと思いませんか?
モノやサービスを買うのと株式やファンドを買うのと、違いってあるのでしょうか。
バリュー投資という投資法は、お買い得であるかを考えて売り買いする投資法ですが、これは普段のお買い物では当たり前に行っていることを、投資に取り入れているだけであると言えます。
日本の株式は08年9月に起こったリーマンショックにより暴落、その後、去年の11月まで長い低迷期にありました。
リーマンショックにより退場した投資家は多数いましたが、一部のバリュー投資家やインデックス投資家は相場低迷期も投資を続け、いま果実を得ています。
話が少し脱線しますが、バリュー投資とインデックス投資は利益を得る構造が似ているんです。
両者とも相場低迷期の投資が利益の源泉なのです。
私がインデックス投資とバリュー投資の親和性は高い、と主張する理由の1つです。
話を戻します。
リーマンショックにより株式は売り叩かれました。
それによって何が起こったか?
・100億円の現金を持つ会社の時価総額が50億円
・配当利回りが5%を超える企業が続出(高いところは7%とか8%)
こういった事実が、リスクとリターンは比例するとは限らないに繋がります。
例えば年間5円の配当をくれる企業の株価が200円だったとします。
配当利回りは年利で2.5%です。
これがリーマンショックで株価は100円になりました。
株を持っている人は半値まで叩き売られたのですから、たまったものではありませんね。
でも、配当利回りは5%にアップします。
これから買う人にとっては、嬉しい話です。
日本には配当利回り5%の金融商品ってあまりありませんから。
ここからさらに株価が半分になることはあるでしょうか?
株価は50円になりますから、配当利回りは10%です。
配当利回りは10%はかなり嬉しいですよね。
インデックス投資の目標リターンだいたい5~7%くらいなので、それを凌駕しています。
リーマンショックでは、残念ながらそこまで下がることはありませんでした。
株式は会社が持つ資産や利益を内包しています。
会社には価値があるので、お買い物と同じ見方ができるのです。
資産性や収益性を価格と比較し、お買い得かどうか判断できるんです。
暴落直後は大混乱に陥るので、みんな理性に関係なく叩き売りますが、しばらく経って投資家が理性を取り戻すと、お買い得になっていることに気付きます。
すると、買いが入るようになって株価は下げ止まります。
お買い得になった株価はそれ以上には下がりにくくなる。
つまりリスク(損失を出す可能性)が低くなるのです。
リスクとリターンは必ずしも比例の関係ではありません。
ローリスク・ハイリターンの時もあれば、ハイリスク・ローリターンの時もある。
それが株式という投資商品が持つ特徴です。
インデックス投資家は株式を買っているにも関わらず、株式が持っている本質的な価値には無頓着なところがあります。
しかし、株式が持っている本質的な価値を理解することができれば、相場低迷期にはご機嫌で積立投資できるようになります。
バーゲンセール品を買っていることが分かっているんですから。
バリュー投資は本質的価値を探る投資法、インデックス投資の助けになる考え方を持っています。
これもインデックス投資とバリュー投資の親和性が高いと考えている理由の1つです。
余談ですが、私が考えている投資法の全力買い基準は、日本株式ではPBR1.0倍以下です。
この水準、日経平均株価でいうと9000円くらいになります。
9000円で買ったとしたら、
最大損失は金額で約2000円、率で-22.2%
現時点での利益は金額で約5700円、率で+63.3%
今のところ、最大20%のリスクを受け入れたことで、最少60%のリターンが得られたことになります。
私は買い物好きなので、買うものの品質や性能、価格をいろいろ比較検討した上で購入します。
最近ではシャンプーを調べました。
たかがシャンプー、されどシャンプーなんですよ!
基本的には2000円以下のシャンプーは、体に悪いようです。
残念ながら、私は特に髪の毛を大事にしないといけない身の上なのです・・・。
ちなみにオススメは、Raffiシャンプー
決め手は、シャンプーを使って比較をしまくっているシャンプー買いまくってまとめてみたさんを見て決めました。
このシャンプーより品質の良いシャンプーは他にもありますが、こいつはコストパフォーマンスに優れています。
シャンプーを熱く語り過ぎました(笑)
とまあ、皆さんも多かれ少なかれ、何かモノを買う時には、お買い得であるのか考えていると思います。
ところで、みなさんは株式やファンドを買う時、それがお買い得であるか考えていますか?
そんなこと考えずに投資している人って結構いるように思います。
でも、それっておかしいと思いませんか?
モノやサービスを買うのと株式やファンドを買うのと、違いってあるのでしょうか。
バリュー投資という投資法は、お買い得であるかを考えて売り買いする投資法ですが、これは普段のお買い物では当たり前に行っていることを、投資に取り入れているだけであると言えます。
日本の株式は08年9月に起こったリーマンショックにより暴落、その後、去年の11月まで長い低迷期にありました。
リーマンショックにより退場した投資家は多数いましたが、一部のバリュー投資家やインデックス投資家は相場低迷期も投資を続け、いま果実を得ています。
話が少し脱線しますが、バリュー投資とインデックス投資は利益を得る構造が似ているんです。
両者とも相場低迷期の投資が利益の源泉なのです。
私がインデックス投資とバリュー投資の親和性は高い、と主張する理由の1つです。
話を戻します。
リーマンショックにより株式は売り叩かれました。
それによって何が起こったか?
・100億円の現金を持つ会社の時価総額が50億円
・配当利回りが5%を超える企業が続出(高いところは7%とか8%)
こういった事実が、リスクとリターンは比例するとは限らないに繋がります。
例えば年間5円の配当をくれる企業の株価が200円だったとします。
配当利回りは年利で2.5%です。
これがリーマンショックで株価は100円になりました。
株を持っている人は半値まで叩き売られたのですから、たまったものではありませんね。
でも、配当利回りは5%にアップします。
これから買う人にとっては、嬉しい話です。
日本には配当利回り5%の金融商品ってあまりありませんから。
ここからさらに株価が半分になることはあるでしょうか?
株価は50円になりますから、配当利回りは10%です。
配当利回りは10%はかなり嬉しいですよね。
インデックス投資の目標リターンだいたい5~7%くらいなので、それを凌駕しています。
リーマンショックでは、残念ながらそこまで下がることはありませんでした。
株式は会社が持つ資産や利益を内包しています。
会社には価値があるので、お買い物と同じ見方ができるのです。
資産性や収益性を価格と比較し、お買い得かどうか判断できるんです。
暴落直後は大混乱に陥るので、みんな理性に関係なく叩き売りますが、しばらく経って投資家が理性を取り戻すと、お買い得になっていることに気付きます。
すると、買いが入るようになって株価は下げ止まります。
お買い得になった株価はそれ以上には下がりにくくなる。
つまりリスク(損失を出す可能性)が低くなるのです。
リスクとリターンは必ずしも比例の関係ではありません。
ローリスク・ハイリターンの時もあれば、ハイリスク・ローリターンの時もある。
それが株式という投資商品が持つ特徴です。
インデックス投資家は株式を買っているにも関わらず、株式が持っている本質的な価値には無頓着なところがあります。
しかし、株式が持っている本質的な価値を理解することができれば、相場低迷期にはご機嫌で積立投資できるようになります。
バーゲンセール品を買っていることが分かっているんですから。
バリュー投資は本質的価値を探る投資法、インデックス投資の助けになる考え方を持っています。
これもインデックス投資とバリュー投資の親和性が高いと考えている理由の1つです。
余談ですが、私が考えている投資法の全力買い基準は、日本株式ではPBR1.0倍以下です。
この水準、日経平均株価でいうと9000円くらいになります。
9000円で買ったとしたら、
最大損失は金額で約2000円、率で-22.2%
現時点での利益は金額で約5700円、率で+63.3%
今のところ、最大20%のリスクを受け入れたことで、最少60%のリターンが得られたことになります。
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- テーマ:資産運用
- ジャンル:株式・投資・マネー
- カテゴリ:バリュー投資
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