投資における投資対象と言えばいろいろあって、いろんな分類方法があります。
今回は以下の2つの分類で思うところを書いてみます。
・個別銘柄
・インデックス
このブログは個別銘柄ではなくインデックスに投資をするブログなので、今回はインデックスに投資をすることのメリットを挙げていきましょう。 (続き)
1.視野が広くなる。
インデックスはアセットクラスが大まかに一括りにされてしまうため、結果として投資対象が広くなります。
日本株はTOPIXを買って、債券は先進国債券を買って・・・など。
これが個別銘柄への投資であれば、
トヨタ自動車を買って、武田薬品を買って、あっ、ユニクロもいいな・・・。
欲しいものをあれもこれもと買ったら、お金が全部なくなっちゃった。
ということもしばしば起こります。
日本株100%のアセットアロケーションがここに完成します。
インデックスだと日本株の選択肢と言えば、TOPIXと日経平均株価くらいしかないので、あれもこれも摘み食いしようにも出来ないんですね。
だからもっといろんな銘柄を買いたいと思ったら、先進国の債券であるとか新興国の株式なども買うようになります。
2.分散投資しやすい。
視野が広くなるとリンクしますが、視野が広い分、インデックスの方が分散投資をしやすい仕組みになっています。
分散投資は○○ショックといった非常時は相関係数が1に近づくため、分散投資は意味がないという意見の人もいますが、私はそうは思っていません。
1に近づくとしても1になるわけではないので、分散投資が全く無意味になることはありません。
また、リーマンショックの時に高い相関を示すことになった先進国株式と先進国債券は、その原因が急激な円高にあることははっきりしています。
最近は、為替ヘッジをしたインデックスファンドが登場しているので、リスクヘッジも可能になっています。
3.時間軸の分散をしやすい。
インデックスファンドは月500円から購入できるため、積立投資をしやすく時間軸の分散が可能になります。
一括投資だとその投資時期によって、リターンが大きく変化することになります。
しかし、積立投資だと投資時期による有利不利はありません。
この不利がない、というのは我々一般投資家からすると大きなメリットだと思います。
プロがひしめく投資の世界にあって、不利でないのであれば、それで十分じゃないですか。
4.プロの平均値を確実取れる。
プロも参加している市場の平均がインデックスです。
ファンドマネージャーなどのプロの投資家は、インデックスを上回るべく日夜格闘しているわけですが、長い期間に渡って安定的にインデックスを上回ることのできるファンドマネージャーはごく僅かです。
インデックスに投資をする=全市場参加者の平均値を取る、ことです。
何の努力もせず100人中50番の成績が絶えず取れるんですから、こんなに素晴らしいことはないと思うんです。
5.IRチェックが必要ない。
インデックスにはIRが存在しないので、チェックする必要がありません。
個別銘柄であれば、株価に大きな影響を与える決算や開示情報などを絶えずチェックしないといけません。
でも、インデックスにはそういったものは存在しないのでチェックのしようがありません。
これは仕事や育児などで投資に割ける時間がない人にとっては願ってもないことでしょう。
6.情報が豊富
インデックスは代表的な指標であるため、いろんな分析が豊富にあります。
例えばTOPIXの過去20年のPBR推移は、
標準:1.6倍、割安:1.2倍、割高:1.8倍、最低:0.9倍、最高:2倍
といった情報をネットサーフィンで簡単に見つけることができます。
世界各国の株式市場のPER、PBRの現在値なども、簡単に知ることができます。
個別銘柄だと、こうは簡単に情報を手に入れることはできませんよね。
というわけで、インデックスに投資することのメリットを書いてみました。
皆さんはどう思われましたか?
個別銘柄への投資はそれはそれでメリットもあるのですが、基本的に手間のかかる投資法なので、難易度が上がってしまうのが最大のデメリットです。
最後に、インデックスへの投資は難易度が低いことをメリットに挙げて、この記事を終わります。
- 関連記事
-
スポンサーサイト